【ママ・パパ必見】つらいおむつかぶれ、もう悩まない!原因から治し方・予防策まで徹底解説
「あ、おしり赤い…!」「またおむつかぶれちゃった…」
大切なわが子のおしりに、プツプツとした赤みや湿疹を見つけると、ママやパパは胸が締め付けられるような気持ちになりますよね。特におむつかぶれは、赤ちゃんも不快で、機嫌が悪くなったり、眠れなくなったりすることも…。
でも、大丈夫です!おむつかぶれは、適切なケアをすれば必ず良くなります。今回は、つらいおむつかぶれの原因から、家庭でできる効果的な治し方、そして繰り返さないための予防策まで、詳しく、そしてわかりやすくお伝えします。
1. なぜ?どうして?おむつかぶれの主な原因を知ろう!
おむつかぶれは、デリケートな赤ちゃんのお肌に、様々な刺激が加わることで起こります。主な原因は以下の通りです。
1-1. 尿や便による刺激
これが、おむつかぶれの一番大きな原因です。
- 尿: おしっこに含まれるアンモニアは、時間が経つと刺激が強くなり、お肌のバリア機能を低下させます。
 - 便: 特にゆるいうんちには、消化酵素がたくさん含まれていて、それがお肌に直接触れると、炎症を引き起こしやすくなります。
 - ムレ: おむつの中は、密閉されていて通気性が悪いため、湿気がこもりやすい環境です。尿や便の刺激と相まって、お肌がふやけてバリア機能が弱まり、細菌やカビが繁殖しやすくなります。
 
1-2. 摩擦による刺激
赤ちゃんが活発に動くようになると、おむつとお肌がこすれ合うことで、摩擦による刺激が発生します。特に、おむつのサイズが合っていなかったり、おむつ替えの際にゴシゴシと強く拭きすぎたりすると、お肌が傷つきやすくなります。
1-3. 石鹸や洗剤、おしりふきの成分
まれに、使用している石鹸や洗剤、おしりふきに含まれる成分が、赤ちゃんのお肌に合わず、刺激となってかぶれを引き起こすことがあります。
1-4. 抗生物質などの薬の影響
赤ちゃんが病気で抗生物質を飲んでいる場合、お腹の調子が変わって下痢になりやすくなることがあります。また、抗生物質によって腸内細菌のバランスが崩れ、おむつかぶれの原因となるカンジダ菌(真菌・カビの一種)が増殖しやすくなることもあります。
2. おむつかぶれを早く治す!家庭でできる効果的なケア方法
おむつかぶれを見つけたら、まずは焦らず、以下のケアを試してみましょう。基本は**「清潔」「乾燥」「保護」**です。
2-1. こまめなおむつ交換が最重要!
これが最も基本的で、効果的な治し方です。
- うんちをしたらすぐに交換: うんちがお肌に触れている時間が長いほど、炎症は悪化します。少量でも、うんちが出たらすぐに交換しましょう。
 - おしっこでもこまめに: おしっこだけでも、お肌がふやけてムレやすくなります。授乳後や睡眠後など、おしっこが出やすいタイミングでこまめに確認し、交換してあげましょう。
 
2-2. 優しく洗い流して清潔に!
おしりふきでゴシゴシ拭くのはNGです!
- ぬるま湯で洗い流す: うんちの時は、シャワーのぬるま湯で優しく洗い流すのが一番です。泡立てたベビーソープを少量使って洗い、泡が残らないようにしっかりすすぎましょう。
 - おしりふきはポンポンと優しく: 洗い流せない場合は、おしりふきを何枚か重ねて、押し当てるように優しく拭き取りましょう。ゴシゴシこすると、お肌への刺激が強くなってしまいます。おしりふきも、刺激の少ないノンアルコール・無香料タイプを選ぶのがおすすめです。
 
2-3. しっかり乾燥させてムレを防ぐ!
洗った後や拭いた後は、必ずお肌をしっかり乾燥させることが大切です。
- 自然乾燥がベスト: タオルで拭いた後、数分間、おむつを外して空気に触れさせて自然乾燥させましょう。うちわやドライヤーの冷風を優しく当てるのも効果的です。
 - 清潔なタオルでポンポンと: 時間がない時は、清潔な柔らかいタオルで、水分を吸い取るように優しくポンポンと叩いて拭き取ります。
 
2-4. おしり保護クリームでバリアを作る!
乾燥させたおしりに、おしり保護クリームやワセリンを塗って、お肌を保護しましょう。
- バリア機能の補強: 尿や便の刺激からお肌を守るバリアの役割を果たしてくれます。
 - 薄く均一に塗る: たっぷり塗りすぎると、かえってムレの原因になることもあります。薄く均一に、お肌が透けて見える程度に塗るのがポイントです。
 - 亜鉛華軟膏(あえんかなんこう): 赤みがひどい場合は、皮膚科で処方される亜鉛華軟膏が効果的なことがあります。市販品にも類似成分のものが販売されています。
 
2-5. おむつの選び方も見直そう!
- 通気性の良いおむつ: 最近のおむつは、通気性を重視したタイプが多く出ています。ムレにくいおむつを選ぶことも大切です。
 - サイズの見直し: きつすぎるおむつは、摩擦の原因になります。お腹や太ももにゴムの跡が強く残るようであれば、サイズアップを検討しましょう。少しゆとりのあるサイズの方が、通気性も良くなります。
 
3. なかなか治らない…こんな時は病院へ!
上記のようなケアを試しても、おむつかぶれがなかなか治らない、悪化していると感じる場合は、すぐに小児科や皮膚科を受診しましょう。
特に、以下のような場合は、自己判断せずに専門医の診察を受けることが重要です。
- 赤みが広範囲に広がっている
 - ブツブツがひどく、ただれている
 - 白いカスのようなものが付着している(カンジダ性皮膚炎の可能性)
 - 膿(うみ)が出ている
 - 赤ちゃんが強い痛みや痒みを感じているようす(機嫌が悪い、眠れないなど)
 - 熱があるなど、全身症状が見られる
 
特に、白いカスのようなものが付着している場合は、「カンジダ性皮膚炎」というカビが原因のおむつかぶれの可能性があります。この場合は、一般的なおむつかぶれ用の薬では治らず、抗真菌薬(カビを抑える薬)が必要になります。
4. 繰り返さないために!おむつかぶれ予防のポイント
一度治っても、また再発してしまうのは避けたいですよね。以下の予防策を日常に取り入れてみましょう。
- こまめなチェックと交換: 基本中の基本ですが、一番の予防策です。
 - おしりふきを見直す: ノンアルコール、無香料、シンプルな成分のおしりふきを選びましょう。水を含ませたコットンや、使い捨ての柔らかい布で拭くのもおすすめです。
 - 洗い流す習慣を: うんちの後は、できるだけシャワーで洗い流す習慣をつけましょう。
 - おしり保護クリームの活用: 毎日のおむつ替えの際に、予防として薄く保護クリームを塗るのも効果的です。
 - おむつのサイズ・種類の見直し: 赤ちゃんの成長に合わせて、定期的におむつのサイズや種類を見直しましょう。
 
まとめ:諦めないで!おむつかぶれは必ず良くなる!
おむつかぶれは、多くの赤ちゃんが経験する、いわば「成長の証」のようなものです。適切なケアと予防策を知っていれば、つらい症状を早く和らげ、繰り返すことも減らせます。
もし、不安なことや疑問があれば、一人で抱え込まずに、地域の保健師さんや小児科医に相談してみてくださいね。あなたの赤ちゃんのおしりが、いつでもサラサラ快適でいられますように!