しめじの白いフワフワ、これってカビ？腐ってる？食べても大丈夫？徹底解説！
スーパーで買ってきたしめじ、冷蔵庫に入れておいたら、なんだか白いフワフワしたものが付いてる…これってカビ？もう食べられないの？と不安になった経験、ありませんか？
ご安心ください！その白いフワフワ、ほとんどの場合はカビではありません。しめじによく見られる白い正体と、本当に腐ってしまったしめじの見分け方、そして美味しく安全に食べるための保存方法まで、詳しく解説していきますね！
しめじの白いフワフワの正体は「気中菌糸（きちゅうきんし）」！
しめじの傘や軸の部分に付いている白いフワフワの正体は、「気中菌糸（きちゅうきんし）」と呼ばれるものです。これは、しめじ自身が成長する過程で生み出す、きのこの一部なんです。
しめじは、湿度が高く、温度が適度な環境で育ちます。パック詰めされたしめじを冷蔵庫で保存していると、パックの中の湿度が上がり、しめじが「まだ成長できる！」と勘違いして、この気中菌糸を伸ばすことがあります。言ってみれば、しめじの「おひげ」のようなものですね。
この気中菌糸は、しめじの鮮度や品質には全く問題ありません。食べても人体に影響はなく、風味も変わりません。
気中菌糸とカビの見分け方
では、気中菌糸と本物のカビは、どうやって見分ければいいのでしょうか？
特徴 | 気中菌糸（食べられる） | カビ（食べられない） |
色 | 白く、全体的に均一な色をしている | 白以外に、青、緑、黒など様々な色がある場合が多い |
見た目 | フワフワしているが、綿毛のように整っている | 不規則な斑点状で、部分的に生えていることが多い |
臭い | きのこ本来の香りがする、またはほとんど無臭 | ツンとした酸っぱい臭いや、カビ臭い臭いがする |
触感 | 軽く触るとサラサラしている | ぬめりがあったり、ベタついたりすることがある |
生え方 | 傘や軸の全体に均等に広がることがある | 部分的に固まって生えていることが多い |
ポイントは「色」「臭い」「生え方」です。 白くて、きのこ本来の香りがして、全体的にフワフワと生えている場合は、気中菌糸の可能性が高いです。
本当に腐ったしめじの見分け方
気中菌糸は問題ありませんが、もちろんしめじも腐ることがあります。以下のような状態になったら、食べるのはやめておきましょう。
異臭がする: ツンとした酸っぱい臭いや、腐敗したような不快な臭いがする場合は、腐っている証拠です。
ぬめりやベタつきがある: 表面がぬるぬるしたり、ベタついたりしている場合は、傷んでいます。
変色している: 傘や軸が茶色や黒っぽく変色している場合は、腐敗が進んでいます。
ドロドロになっている: 形が崩れて、ドロドロになっている場合は、完全に腐っています。
しめじを長持ちさせる保存方法
しめじを美味しく長持ちさせるためには、適切な保存方法が大切です。
1. 冷蔵保存（1週間程度）
買ってきたら、すぐにパックから出してキッチンペーパーなどで包み、保存袋や密閉容器に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。湿気を吸い取り、乾燥を防ぐことで鮮度を保てます。
2. 冷凍保存（1ヶ月程度）
長期保存したい場合は、冷凍がおすすめです。
石づきを切り落とし、手でほぐします。
保存袋に入れ、できるだけ空気を抜いて密閉します。
冷凍庫に入れます。
冷凍したしめじは、解凍せずに凍ったまま調理に使えるので、とても便利です！ 汁物や炒め物など、様々な料理に活用できますよ。
まとめ：白いフワフワは怖くない！
しめじの白いフワフワの正体は、ほとんどが「気中菌糸」というきのこ本来のものです。色や臭い、見た目をしっかり確認して、安心して美味しくしめじを楽しみましょう！正しい保存方法で、しめじを無駄なく使い切ってくださいね。