風邪の引き始めが肝心!免疫力をサポートする栄養素とおすすめの食べ物
「あれ、なんだか喉がイガイガするな…」「体がだるい…」
もしかして、それは風邪の引き始めのサインかもしれません。
風邪は引いてから治すよりも、初期の段階でしっかり対策をすることがとっても大切なんです。今回は、風邪の引き始めにこそ積極的に摂りたい栄養素や、おすすめの食べ物、飲み物について、わかりやすくご紹介しますね。
なぜ、風邪の引き始めに栄養素が重要なの?
「風邪は気合で治す!」なんて言う人もいますが、ちょっと待ってください。風邪のウイルスと戦うのは、私たちの体にある免疫細胞たちです。
この免疫細胞が元気に働けるように、エネルギーや材料を補給してあげることが、風邪の悪化を防ぐ一番の近道。つまり、風邪の初期に適切な栄養素を摂ることは、免疫力をサポートし、ウイルスの増殖を抑えるためにとっても重要なことなんです。
風邪の引き始めに積極的に摂りたい!4つの栄養素
風邪の引き始めに特に意識してほしい栄養素を4つピックアップしました。それぞれどんな働きがあるのか見ていきましょう。
1. 免疫細胞の頼もしい味方!「ビタミンC」
ビタミンCは、免疫細胞を活性化させる働きがあることで知られています。さらに、ウイルスや細菌と戦う白血球の働きを助けたり、体の抵抗力を高める効果も期待できます。
【含まれる食材】
いちご、キウイ、みかんなどの果物
ブロッコリー、パプリカ、じゃがいもなどの野菜
2. のどや鼻の粘膜を守る「ビタミンA」
ビタミンAは、のどや鼻の粘膜を正常に保ち、ウイルスの侵入を防ぐバリア機能を強化する役割を持っています。粘膜が健康だと、ウイルスの侵入をブロックしやすくなりますよ。
【含まれる食材】
にんじん、かぼちゃ、ほうれん草などの緑黄色野菜
うなぎ、レバー、卵黄
3. 免疫機能の要!「亜鉛」
亜鉛は、体内の様々な酵素の働きを助けるミネラルで、免疫機能を正常に保つために欠かせません。亜鉛が不足すると、免疫力が低下する可能性があるため、意識して摂りたい栄養素です。
【含まれる食材】
牡蠣、牛肉、豚レバー、卵
木綿豆腐、納豆
4. 腸から免疫力を高める「乳酸菌」
「風邪なのに腸?」と思うかもしれませんが、実は私たちの免疫細胞の約7割は腸に集中していると言われています。乳酸菌を摂って腸内環境を整えることは、全身の免疫力アップに繋がります。
【含まれる食材】
ヨーグルト、チーズ
納豆、みそ、漬物
風邪の引き始めにおすすめの食べ物・飲み物
栄養素のことがわかったら、次は具体的な食べ物と飲み物を見ていきましょう。
消化が良くて体を温める食べ物
風邪の引き始めは、食欲がなかったり、胃腸が弱っていたりすることが多いですよね。そんな時は、体を温めて消化に負担がかからないものがおすすめです。
おかゆ、雑炊:水分も摂れて消化に良い、風邪の定番メニューです。
温かいスープ、お味噌汁:具材を工夫すれば、一度にたくさんの栄養素を摂れます。
うどん:柔らかく煮込むことで、喉ごしが良く食べやすくなります。
喉の痛みにやさしい飲み物
喉の痛みがある時は、温かくて刺激の少ない飲み物で潤してあげましょう。
生姜湯:体を温める効果が期待できます。すりおろした生姜にハチミツを少し加えると、喉に優しく飲みやすくなります。
カモミールティー、ハーブティー:喉の炎症を抑える効果や、リラックス効果も期待できます。
ホットレモン:ビタミンCが摂れる上に、喉の痛みを和らげてくれます。
まとめ:風邪の引き始めこそ、しっかり食べて乗り越えよう!
風邪を引いてしまったかも…と思ったら、無理をせず、まずは温かくして休むことが大切です。そして、今回ご紹介した栄養素や食べ物を意識して、体の内側からしっかりサポートしてあげてくださいね。
早めのケアで、つらい風邪を最小限に抑えましょう!