本場フランスのクリスマスを満喫!伝統の過ごし方から地方別おすすめ市まで徹底解説
「フランスのクリスマスはいつから準備が始まるの?」
「本場のクリスマスマーケットでおすすめの場所を知りたい」
「家庭ではどんな料理を食べてお祝いするの?」
フランス人にとって、クリスマス(ノエル)は一年で最も重要で神聖なイベントです。日本の賑やかなパーティー文化とは異なり、フランスでは家族や親族が集まり、静かに愛を確かめ合う大切な伝統行事としての側面が強く残っています。
この記事では、フランス在住者や旅行者が体験する「本場のクリスマスの裏側」を詳しく解説します。観光に役立つマーケット情報から、一般家庭の豪華なフルコース、そして旅行の際に注意すべき具体的な対策まで、余すことなくご紹介します。
フランス流クリスマスの特徴とスケジュール
フランスのクリスマスは、12月25日だけではありません。12月の声を聞くと街中が華やぎ、約1ヶ月にわたる「アドベント(待降節)」の期間を楽しみます。
1. アドベントカレンダーでカウントダウン
12月1日から24日まで、毎日ひとつずつ窓を開けてお菓子を取り出す「アドベントカレンダー」は、フランスの子供たち(そして大人たち)にとって欠かせない楽しみです。この時期から、街のショーウィンドウや広場には巨大なツリーが飾られ始めます。
2. 12月24日「レヴェイヨン(晩餐会)」
フランス人にとってのメインイベントは、実は25日よりも24日の夜にあります。この日の夜から深夜にかけて行われる豪華な食事会を「レヴェイヨン」と呼びます。夜更けまで語り合い、ミサに出かける家族も多くいます。
3. 12月25日の朝
24日の深夜、あるいは25日の朝に、ツリーの根本に置かれたプレゼントを家族全員で開封します。この日は多くのお店や美術館が休業となり、街全体が静まり返るのが特徴です。
一生に一度は行きたい!フランスのクリスマスマーケット
フランス語で「マルシェ・ド・ノエル(Marché de Noël)」と呼ばれるクリスマスマーケットは、冬のフランス観光の目玉です。
ストラスブール(アルザス地方)
「クリスマスの首都」として世界的に有名なのがストラスブールです。1570年から続くフランス最古のマーケットであり、街全体がまるでおとぎ話のような装飾に包まれます。
見どころ: 広場にそびえ立つ巨大な天然クリスマスツリーと、スパイスの効いたホットワイン(ヴァン・ショー)。
おすすめ: アルザス特産の刺繍製品や、木製のおもちゃはお土産に最適です。
コルマール(アルザス地方)
ストラスブールから列車で30分ほどの場所にあるコルマールは、映画のモデルになったとも言われる美しい街並みが魅力です。運河沿いに並ぶ屋台は非常にロマンチックで、カップルや写真好きにはたまりません。
パリ(イル・ド・フランス地方)
華の都パリでは、チュイルリー公園やラ・デファンスなどで大規模なマーケットが開催されます。シャンゼリゼ通りのイルミネーションや、高級デパートの動くショーウィンドウは、大人から子供までを魅了します。
本場の食卓を彩るクリスマスの伝統料理
フランスのクリスマス料理は、最高級の食材をふんだんに使うのが特徴です。
前菜:海の幸とフォアグラ
生牡蠣(Huitres): 冬に旬を迎える牡蠣は欠かせません。
フォアグラ: 甘い白ワインとともに、トーストしたパンにのせていただきます。
スモークサーモン: 贅沢な厚切りで振る舞われることが多いです。
メイン:七面鳥のロースト
メインディッシュの定番は「シャポン(去勢鶏)」や「ダンド(七面鳥)」のローストです。栗の詰め物(ファルス)と一緒にじっくり焼き上げた肉料理は、家庭の味を象徴します。
デザート:ブッシュ・ド・ノエル
「クリスマスの薪」を意味するこのケーキは、かつて暖炉で薪を燃やして新年を祝った習慣に由来します。近年では伝統的な丸太型のほか、有名パティシエによる芸術的なデザインのケーキも人気です。
冬のフランス旅行で失敗しないための具体的対策
クリスマスの時期にフランスを訪れるなら、以下の点に注意が必要です。
1. 12月25日の「完全休業」に注意
フランスの25日は、ほとんどのレストラン、スーパー、観光施設が閉まります。公共交通機関も減便されるため、この日に移動や観光を詰め込むのは避けましょう。食事の確保が難しくなるため、前日までに食料を買い込んでおくか、営業している数少ないホテル内レストランを予約しておくのが鉄則です。
2. 防寒対策は万全に
フランスの冬、特にアルザス地方などは底冷えが厳しくなります。石畳を歩く時間が長くなるため、厚手の靴下やカイロ、そして雨や雪に対応できるフード付きのコートが必要です。
3. スリへの警戒
マーケットの混雑に乗じたスリが増える時期でもあります。バッグは口が閉まるものを選び、体の前で持つようにしてください。
まとめ
フランスのクリスマスは、きらびやかなイルミネーションの裏側に、家族を想う温かい伝統が息づいています。
伝統を肌で感じるならアルザス地方のマーケットへ
華やかな雰囲気を楽しむならパリのイルミネーションへ
本場の味を楽しむならフォアグラやブッシュ・ド・ノエルを堪能
この時期にしか味わえない特別なフランスを体験することで、きっと一生の思い出に残る冬になるはずです。もし12月の旅行を計画されているなら、人気のマーケット周辺のホテルは数ヶ月前から埋まり始めるため、早めの予約をおすすめします。
光り輝く街角で、温かいホットワインを片手に「ジョワイユ・ノエル(メリークリスマス)」と挨拶を交わす。そんな素敵な体験があなたを待っています。