保険料の払いすぎを卒業!「公的保障」をフル活用して民間の生命保険を最小限に抑える裏ワザ
「毎月の保険料が高い」「勧められるがままに加入したけれど、本当にこんなに必要なの?」と不安に感じていませんか?
実は、日本の公的保障は世界的に見ても非常に手厚く、その内容を正しく理解するだけで、民間の保険料を劇的に安く抑えることが可能です。多くの人が陥りがちな「保障の重複」を解消し、家計の負担を減らしながらも、万が一の安心をしっかり確保する具体的なステップを解説します。
なぜ「保険料の払いすぎ」が起きるのか?
多くの方が保険料を払いすぎてしまう最大の理由は、「自分がすでに持っている権利」である公的保障の金額を知らないからです。
民間の保険会社はリスクを強調しますが、日本に住んでいる私たちは、すでに強力な「社会保険」というセーフティネットに守られています。この土台を無視して民間保険を積み上げると、必要以上の保障にお金を払うことになり、結果として貯蓄を圧迫してしまいます。
賢い選択をするためには、まず「公的な制度でいくらもらえるのか」を算出し、足りない部分だけを民間保険で補う「引き算の考え方」が重要です。
裏ワザ1:高額療養費制度を知れば、医療保険は最小限で済む
病気やケガで入院した際、数百万円の医療費がかかることを心配して医療保険に入る方は多いでしょう。しかし、日本には**「高額療養費制度」**があります。
これは、1ヶ月の医療費が一定の自己負担限度額を超えた場合、その超えた分が後から払い戻される(または窓口での支払いを免除される)制度です。
一般的な現役世代の自己負担限度額: およそ月額8万円〜9万円程度
多数該当: 直近12ヶ月以内に3回以上上限に達した場合、4回目からはさらに上限額が下がります。
つまり、どんなに高度な手術をしても、保険診療の範囲内であれば月々の支払いが何十万円も続くことは稀です。差額ベッド代や食事代といった「保険外費用」を考慮しても、十分な貯蓄があれば、高額な特約がついた医療保険は必ずしも必要ありません。
裏ワザ2:遺族年金をシミュレーションして、死亡保障を削る
「自分に万が一のことがあったら、家族が路頭に迷う」という恐怖から、数千万円の死亡保障に加入していませんか?
自営業や会社員を問わず、公的年金に加入していれば、遺された家族には**「遺族年金」**が支給されます。
遺族基礎年金: 18歳到達年度の末日までのお子さんがいる場合に支給されます。
遺族厚生年金: 会社員や公務員の方が亡くなった場合、遺族基礎年金に上乗せして支給されます。
これに加えて、会社員であれば勤務先の「死亡退職金」や「弔慰金」が出る場合もあります。これらを合計すると、想像以上に大きな金額が家族に遺されます。必要保障額からこれらの公的受給額を差し引くと、民間保険で準備すべき金額は意外と少なくて済むことに驚くはずです。
裏ワザ3:傷病手当金があれば、働けないリスクにも対応できる
会社員や公務員(健康保険加入者)の場合、病気やケガで長期間働けなくなっても、すぐに収入がゼロになるわけではありません。**「傷病手当金」**という制度があるからです。
保障内容: おおよそ給与の3分の2相当額が支給されます。
期間: 最長で1年6ヶ月間。
この期間は、民間の「就業不能保険」に入っていなくても、公的保障で生活の大部分をカバーできます。フリーランスや自営業の方はこの制度がないため民間の備えが重要になりますが、会社員の方は、1年半以上の長期療養になるリスクに絞って検討すれば十分です。
実践!無駄を削るためのチェックリスト
今の保険が「適正」かどうか、以下のステップで確認してみましょう。
ねんきん定期便を確認する: 自分が将来もらえる年金額だけでなく、遺族年金や障害年金の目安を把握しましょう。
健康保険証の種別を確認する: 社会保険(健康保険組合・協会けんぽ)か、国民健康保険かによって、傷病手当金の有無が変わります。
「掛け捨て型」を上手く活用する: 保障を最小限にする際、解約返戻金のない掛け捨て型(定期保険や収入保障保険)を選べば、非常に安いコストで必要な分だけをカバーできます。
貯蓄とのバランスを見る: 「保険は確率、貯蓄は三角」と言われます。万一が起きなかった場合、保険料は消えますが、貯蓄は残ります。ある程度の現金が手元にあるなら、保険を解約・減額して投資や貯蓄に回す方が合理的です。
まとめ:保険は「安心を買う」ための手段、目的ではない
生命保険は、あくまで公的保障でカバーできない隙間を埋めるための「補完ツール」です。
日本の社会保障制度という最強の武器を正しく使えば、高い保険料に家計を圧迫される日々から卒業できます。浮いたお金を教育資金や老後の資産運用に回すことで、より確実な未来の安心を築くことができるでしょう。
まずは今の保険証券と、ご自身の健康保険組合の付加給付制度をチェックすることから始めてみてください。
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