家飲みが豪華に!失敗しないスペイン風オムレツ(トルティーヤ)の作り方と裏技
パエリアという大皿料理をマスターしたら、次に挑戦したいのがスペインの国民食「トルティーヤ(スペイン風オムレツ)」です。日本の卵焼きとは違い、ジャガイモがぎっしり詰まった厚焼きのオムレツは、食べ応え抜群。冷めても美味しいので、作り置きやお弁当、そしてワインのお供である「タパス」として最高の一品になります。
しかし、いざ作ってみると「厚みが出ない」「ひっくり返す時に形が崩れて大惨事になった」という声も多く聞かれます。今回は、初心者でもプロ級の仕上がりを実現できる、完璧なひっくり返し方と黄金比のレシピを詳しく解説します。
スペイン風オムレツ「トルティーヤ」の基本
スペインで「トルティーヤ」といえば、ジャガイモと卵で作る「トルティーヤ・デ・パタタス」を指します。材料は驚くほどシンプルですが、それだけに調理のポイントが仕上がりを大きく左右します。
黄金比の材料
卵:4〜5個
ジャガイモ:中3個(約400g)
玉ねぎ:中1/2個(甘みを出すための名脇役)
オリーブオイル:たっぷり(揚げるように焼くのが本場流)
塩:適量
失敗しないための「下準備」3ステップ
1. ジャガイモは「揚げるように」火を通す
ジャガイモは5mm程度の薄切り、または小さめの乱切りにします。フライパンに多めのオリーブオイルを熱し、ジャガイモと玉ねぎを低温でじっくり煮るように炒めます。
ポイント:ホクホクになるまで火を通すことで、卵液と一体化した時にとろけるような食感になります。
2. 卵液の中で「休ませる」
ここが最大のコツです。炒めたジャガイモと玉ねぎを一度油から上げ、ボウルに溶いた卵の中へ熱いまま投入します。
ポイント:そのまま10分ほど放置してください。お米がスープを吸うように、ジャガイモが卵液を吸収し、焼き崩れにくい安定した「種」になります。
3. 小さめのフライパンを使う
20cm程度の小さめで深さのあるフライパン(できればテフロン加工)を使うと、厚みのある美しい円形に仕上がります。
最大の難関!「完璧なひっくり返し方」の極意
誰もが緊張するひっくり返しの工程。これさえ覚えれば、もう失敗は怖くありません。
準備するもの:平らなお皿
フライパンの直径よりも一回り大きい、平らなお皿を用意します。
手順
表面を固める:フライパンの縁に沿って卵が固まってきたら、中心を軽く混ぜて半熟状にします。
お皿を被せる:火を止め、フライパンの上にお皿を逆さまにしてピタッと被せます。
一気に反転:利き手でフライパンの取っ手を持ち、もう片方の手でお皿の底をしっかり押さえます。迷わず一気に「えいっ!」と裏返しましょう。
スライドさせて戻す:お皿に乗ったオムレツを、焼けていない面を下にして、滑らせるようにフライパンに戻します。
形を整える:ヘラで縁を押し込むようにして、丸く整えれば完成です。
美味しく仕上げるための追加アドバイス
焼き加減はお好みで
本場のスペインでは、中が少しトロッとした半熟状態が好まれることもありますが、持ち寄りパーティーや翌朝に食べる場合は、弱火でじっくり中まで火を通すと安心です。
味付けのバリエーション
基本をマスターしたら、具材をアレンジしてみましょう。
チョリソーや生ハム:塩気とコクが加わり、お酒がさらに進みます。
ほうれん草やチーズ:彩りが良くなり、栄養バランスもアップします。
まとめ:トルティーヤがあれば食卓が華やぐ
「ひっくり返し」の壁さえ乗り越えれば、スペイン風オムレツはあなたの得意料理リストに必ず入るはずです。焼き立ての熱々はもちろん、数時間置いて味が馴染んだものはさらに格別。アリオリソース(ニンニクマヨネーズ)を添えれば、そこはもうスペインのバルそのものです。