掛け捨て vs 貯蓄型、結局どっちが得?それぞれのデメリットと「選んではいけない」人の特徴


「保険に入るなら、お金が戻ってくる貯蓄型がいい」「いや、掛け捨ての方が合理的だ」といった議論を耳にすることはありませんか?

生命保険選びにおいて、多くの人が頭を悩ませるのが「掛け捨て型」と「貯蓄型(終身保険や養老保険など)」の選択です。結論から言うと、どちらが「得」かは、その人の家計状況、資産運用の考え方、そして「何を守りたいか」という目的によって180度変わります。

この記事では、両者のメリット・デメリットを徹底比較し、あなたがどちらを選ぶべきか、あるいは「絶対に選んではいけない」のはどんな人かを詳しく解説します。


掛け捨て型と貯蓄型の構造的な違い

まずは、両者の仕組みをシンプルに整理しましょう。

特徴掛け捨て型(定期保険など)貯蓄型(終身保険・変額保険など)
保険料安い(少額で大きな保障)高い(保障+積立の合計額)
満期金・返戻金原則としてなしあり(解約時や満期時に受け取れる)
保障期間一定期間(10年、60歳まで等)一生涯(または満期まで)
主な目的期間を限定した大きな保障葬儀費用・老後資金・相続対策

掛け捨て型のメリット・デメリット

メリット:圧倒的なコストパフォーマンス

掛け捨て型の最大の利点は、**「少ない支払いで、万が一の際の大きなお金(数千万円単位)を確保できる」**ことです。特に子供が小さい時期など、多額の保障が必要な期間だけピンポイントで加入するのに適しています。

デメリット:何も起きなければ「ゼロ」

保障期間が終了すれば、それまで支払った保険料は1円も戻ってきません。「保険料がもったいない」と感じる人にとっては、心理的なハードルが高いのが欠点です。また、更新型の場合は、年齢が上がるごとに保険料が高くなる点にも注意が必要です。


貯蓄型のメリット・デメリット

メリット:強制的な貯蓄と安心感

「お金が戻ってくる」という安心感は、貯蓄型の大きな魅力です。銀行預金よりも利率が良い商品や、万が一の保障を確保しつつ将来の自分への仕送りを準備できる点がメリットです。また、一生涯の保障があるため、葬儀費用などの確実な支出に備えられます。

デメリット:資金の「ロック」とコスト

貯蓄型の保険料には、保険会社の手数料や運営費が含まれています。そのため、加入して数年〜十数年以内に解約すると、支払った額よりも少ない金額(元本割れ)しか戻ってこないケースがほとんどです。また、月々の支払額が高くなるため、家計を圧迫しやすいというリスクがあります。


「選んではいけない」人の特徴はこれ!

自分のライフスタイルに合わない選択をすると、後で大きな後悔につながります。

1. 貯蓄型を「選んではいけない」人

  • 家計に余裕がない人: 毎月の固定費が高くなるため、不測の事態で支払いが滞り、元本割れの時期に解約せざるを得なくなるリスクがあります。

  • 投資で資産を増やしたい人: 保険の積立効率は、NISAやiDeCoなどの投資信託に比べると低い傾向にあります。「保障は掛け捨て、運用は投資」と分けたほうが、最終的な資産額は大きくなる可能性が高いです。

2. 掛け捨て型を「選んではいけない」人

  • 貯金が苦手で、あれば使ってしまう人: 掛け捨て型は保障のみを提供するため、将来に向けた資産形成は別途自分で行う必要があります。自律的に貯蓄できない人は、強制的に引き落とされる貯蓄型の方が結果的に資産を残せます。

  • 老後の葬儀費用なども保険で準備したい人: 定期保険はいつか保障が切れます。一生涯の安心が欲しい場合は、一部だけでも終身保険(貯蓄型)を持っておく必要があります。


結局、どっちが「得」なのか?

数学的な「損得」だけで言えば、**「掛け捨て保険+ネット証券での資産運用」**の組み合わせが、最も効率よく資産を増やせる可能性が高いと言えます。保険会社に運用を任せる手数料をカットし、自分で運用することでリターンを最大化できるからです。

しかし、人生には感情面での「得」も存在します。「掛け捨ては損をしている気がしてストレスが溜まる」という方や、「万が一の保障を一生持ち続けたい」という方にとっては、貯蓄型を選択することが精神的な安定(=得)に繋がります。


失敗しないための最終アドバイス

保険選びに迷ったら、以下の「ハイブリッド戦略」を検討してみてください。

  • ベース: 一生涯必要な葬儀代程度を「貯蓄型(終身保険)」で確保。

  • 上乗せ: 子供が独立するまでの多額の保障が必要な分だけを「掛け捨て型(収入保障保険)」で安く補う。

このように組み合わせることで、コストを抑えつつ、貯蓄性と保障のバランスを最適化できます。


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