チリの物価は高い?安い?旅行や移住前に知っておきたい生活費のリアル
南米の中でも治安が安定し、近代的な都市景観を持つチリ。「南米の優等生」とも呼ばれるこの国への旅行や長期滞在を考えている際、一番気になるのが**「現地の物価」**ではないでしょうか。
「南米だから日本よりずっと安いはず」と思っていると、現地に到着してからそのギャップに驚くかもしれません。実は、チリの物価は近隣のペルーやボリビアと比較すると格段に高く、項目によっては日本と同等、あるいはそれ以上のものも存在します。
この記事では、最新の経済状況を踏まえ、食費、宿泊費、交通費、さらには長期滞在に必要な生活費まで、チリの物価のリアルを詳しく解説します。賢く節約するための具体的な対策も紹介しますので、ぜひ計画の参考にしてくださいね。
チリの物価の全体像:日本と比較してどう?
結論から言うと、チリの物価は**「日本の7割〜9割程度」、都市部や観光地では「日本とほぼ変わらない」**というのが実感に近いでしょう。
特に首都サンティアゴや、世界遺産の街バルパライソ、観光の拠点となるサン・ペドロ・デ・アタカマなどは、観光客向けの価格設定もあり、決して「格安」ではありません。しかし、公共交通機関やワイン、季節のフルーツなどは日本よりも安く手に入るため、お金をかける場所と削る場所のメリハリをつけることが重要です。
カテゴリ別!チリの物価詳細ガイド
1. 食費:自炊と外食で大きな差が出る
チリで最も支出をコントロールしやすいのが食費です。
外食: 一般的なレストランでのランチセット(Menu del Día)は、約6,000〜9,000チリ・ペソ(約1,000円〜1,600円)程度。ディナーでしっかりお酒も楽しむと、1人あたり20,000チリ・ペソ(約3,500円)を超えることも珍しくありません。ファストフードのセットでも1,000円弱はかかります。
自炊: スーパーマーケットや市場(フェリア)を活用すれば、食費はぐっと抑えられます。特に牛肉、鶏肉、そしてワインは高品質なものが日本の半額〜3分の2程度の価格で手に入ります。
ワイン(フルボトル): 3,000チリ・ペソ(約550円)〜
卵(12個): 3,000チリ・ペソ(約550円)程度
パン(チリの主食マルケータ): 1kgあたり約2,000チリ・ペソ(約360円)
2. 宿泊費:エリアとスタイルで二極化
宿泊施設は、バックパッカー向けのホステルから高級ホテルまで幅広く揃っています。
ドミトリー(共用部屋): 1泊 18,000チリ・ペソ(約3,200円)〜
中級ホテル(ダブルルーム): 1泊 60,000〜100,000チリ・ペソ(約10,000円〜18,000円)
高級リゾート(パタゴニアやアタカマ): 1泊 30,0000チリ・ペソ(約50,000円)以上になることも。
観光シーズン(12月〜2月)は価格が跳ね上がり、予約も取りづらくなるため、早めの確保が必須です。
3. 交通費:公共交通機関は非常にリーズナブル
チリの交通インフラは整っており、費用も良心的です。
地下鉄・バス(サンティアゴ): 1回の乗車で約700〜850チリ・ペソ(約130円〜150円)。時間帯によって運賃が変動するシステムですが、日本に比べれば非常に安価です。
長距離バス: チリは南北に長いため、長距離バスの設備が非常に充実しています。「セミ・カマ(4列シート)」や「カマ(3列シート)」など、快適な夜行バスも手頃な価格で利用できます。
国内線フライト: 早めに予約すれば、LCC(格安航空会社)を利用して、バスと変わらない価格で長距離移動が可能です。
観光地別の注意点:物価が高いスポット
チリ国内でも、場所によって物価の差が激しいのが特徴です。
サン・ペドロ・デ・アタカマ: 世界で最も乾燥した砂漠として人気の観光地ですが、物価はチリ国内でもトップクラスに高いです。水や食料も輸送コストがかかるため、サンティアゴより2〜3割増しのイメージで予算を組みましょう。
パタゴニア地方(プエルト・ナタレスなど): ここも輸送費がかさむため、食料品や外食費が高めです。また、国立公園の入場料やツアー代金も高額なため、余裕を持った予算設定が必要です。
イースター島: 物資のほとんどを本土からの空輸に頼っているため、物価は本土の1.5倍〜2倍近くになります。
チリで賢く支出を抑える!5つの節約テクニック
市場(Feria)をフル活用する
スーパーよりも地元の市場の方が、野菜や果物が新鮮で圧倒的に安いです。特に週末に開催される市場は、現地の活気も感じられておすすめです。
ランチタイムの「Menu del Día」を狙う
多くのレストランで提供されている日替わり定食は、前菜、メイン、ドリンク、時にはデザートまでついてお得な価格設定になっています。夜に外食するよりも断然コスパが良いです。
「Bip!カード」を活用する
サンティアゴの公共交通機関を利用する際は、チャージ式のBip!カードが必須です。これ一枚で地下鉄とバスの乗り継ぎ割引が適用されるため、移動費を最小限に抑えられます。
無料の観光スポットやフリーウォーキングツアーを探す
サンティアゴ市内には、無料で入館できる美術館や歴史的建造物が多くあります。また、チップ制のフリーウォーキングツアーに参加すれば、低予算で街の歴史を深く知ることができます。
水道水を活用する(場所による)
チリの主要都市では、水道水は基本的に飲用可能です(ミネラル分が多いため、お腹が弱い方は注意)。ペットボトルの水を毎回買うコストを抑えることができます。
まとめ:チリの物価を理解して充実した滞在を
チリの物価は、南米の中では高い部類に入りますが、その分インフラの安定性や治安、サービスの質が高いというメリットがあります。
食費や宿泊費は、自炊やホステルを組み合わせれば節約可能。
交通費は安く、移動のストレスが少ない。
観光地(アタカマやパタゴニア)は特別予算が必要。
このポイントを押さえておけば、予算オーバーで困ることはありません。高品質なワインや絶景を楽しみながら、賢くスマートなチリ滞在を実現してくださいね。