大切なプロポーズの花束を一生の思い出に！バラを美しく保存する「アフターブーケ」の全て
プロポーズの瞬間に手渡された、とびきり美しいバラの花束。その一輪一輪には、彼からの温かい気持ちと、二人の大切な思い出が詰まっていますよね。
「この美しい花束を、ずっと手元に残しておきたい！」
「でも、どうやって保存すればいいんだろう？」
時間とともに枯れてしまう生花だからこそ、その美しさを永遠に残したいと願うのは当然のことです。そんな願いを叶えるのが、「アフターブーケ」という特別な保存方法です。
この記事では、プロポーズのバラの花束を枯らさずに美しく保存するためのアフターブーケの魅力から、主な保存方法の種類、オーダーから完成までの流れ、費用相場、そして生花を長持ちさせるための応急処置まで、詳しく解説します。大切な花束を一生の宝物として残し、二人の愛の証を永遠に飾ってみませんか？
アフターブーケとは？プロポーズの花束を保存する意味
アフターブーケとは、プロポーズや結婚式などで贈られた生花の花束を、特殊な加工を施して半永久的に保存するサービスのことです。単に花を乾燥させるだけでなく、色や形をできる限り生花の時の美しさに近づけて加工するため、**「思い出を形として残す」**という意味合いが強く、非常に人気があります。
プロポーズの花束をアフターブーケにする意味は、以下の通りです。
大切な思い出を形に残す:
二人の愛が実った瞬間の感動を、いつまでも色褪せることなく手元に残すことができます。
インテリアとして飾る:
思い出の品としてだけでなく、お部屋を彩る美しいインテリアとして、いつでもその輝きを眺めることができます。
記念日を思い出すきっかけに:
アフターブーケを見るたびに、プロポーズの日の感動や、彼からの深い愛情を思い出すことができるでしょう。
バラを美しく保存する主なアフターブーケの種類
アフターブーケには、いくつかの代表的な保存方法があります。それぞれ仕上がりや特徴が異なるため、あなたの好みや飾りたい場所に合わせて選びましょう。
1. 押し花（プレスドフラワー）
特徴:
花を平らにして乾燥させる方法です。額縁に入れられ、まるで絵画のように飾ることができます。
メリット:
場所を取らず、壁に飾れるため、インテリアに馴染みやすいです。額縁のデザインも豊富です。
デメリット:
立体感は失われます。
2. ドライフラワー（立体保存）
特徴:
特殊な乾燥剤やフリーズドライ技術を用いて、花を立体的に乾燥させる方法です。ガラスの容器（ドームやボックス）に入れて保存することが多いです。
メリット:
生花の時の立体感や質感を比較的保つことができます。
デメリット:
押し花に比べて場所を取ります。湿気に弱いため、直射日光や高温多湿の場所は避けましょう。
3. プリザーブドフラワー
特徴:
生花を特殊な液体に浸し、水分を抜いて保存液を吸わせることで、生花のような柔らかな質感と鮮やかな色合いを長期間保つ加工方法です。
メリット:
生花と見間違うほどの自然な質感と色合いが魅力です。非常に長持ちします。
デメリット:
プロポーズの花束全体をプリザーブドフラワーにするのは難しく、一般的には一部の花材を選んで加工するか、花びら単位での加工になります。専門業者に依頼することがほとんどです。
アフターブーケのオーダーから完成までの流れと費用相場
アフターブーケは専門の業者に依頼するのが一般的です。
1. オーダーから完成までの流れ
業者選び:
インターネット検索や、フラワーショップなどでアフターブーケを取り扱っている専門業者を探します。過去の作品例や料金、評判などを比較検討しましょう。
相談・申し込み:
希望する保存方法やデザイン、予算などを相談し、申し込みを行います。この際、花束の受け渡し方法についても確認します（直接持ち込み、宅配便など）。
花束の預け入れ:
プロポーズ後、できるだけ早く（通常は3日以内が推奨されます）花束を業者に預けます。生花の状態が良いほど、仕上がりも美しくなります。
加工・制作:
業者が花の鮮度を保つ処理を行い、選んだ保存方法で加工を進めます。この期間は、数週間から数ヶ月かかる場合があります。
完成・引き渡し:
完成したアフターブーケが届けられます。
2. 費用相場
アフターブーケの費用は、保存方法、花の量、デザイン、フレームの素材などによって大きく異なります。
押し花:
1万円台～数万円程度（フレームの大きさやデザインによる）
ドライフラワー（立体保存）:
3万円～10万円以上（ガラスドームやボックスのサイズ、デザイン、花の量による）
バラの本数が多いプロポーズの花束（108本など）をすべて加工する場合、費用は高額になる傾向があります。 全てではなく、一部のバラを加工したり、象徴的な数本を選んで残したりすることも可能です。
プロポーズの花束を長持ちさせるための応急処置
アフターブーケにする場合でも、業者に預けるまでの間、花束の鮮度を保つことが非常に重要です。
ラッピングを外す:
花束を持ち帰ったら、すぐにラッピングを外し、茎の下の方にある保水ゼリーやコットンなども取り除きます。
水切りをする:
清潔なハサミやナイフで、水中で茎の先端を1～2cm斜めにカットします。これにより、水分の吸収を良くします。
たっぷりの水に生ける:
花瓶にたっぷりの水を入れ、水切りした花束を生けます。水には、切り花延命剤を入れるとさらに効果的です。
涼しい場所に置く:
直射日光が当たる場所や、エアコンの風が直接当たる場所は避け、涼しく、風通しの良い場所に置きます。
毎日水を取り替える:
花瓶の水を毎日取り替え、茎のぬめりを洗い流すことで、雑菌の繁殖を防ぎ、鮮度を保ちます。
まとめ：プロポーズの感動を永遠に、アフターブーケで形にしよう
プロポーズのバラの花束は、二人の愛の始まりを象徴する、かけがえのない宝物です。その美しい姿を永遠に残すアフターブーケは、まさに未来への贈り物。
押し花、ドライフラワー、プリザーブドフラワーなど、様々な保存方法の中から、あなたと彼の思い出にぴったりの方法を選び、専門の業者に依頼しましょう。
そして、業者に預けるまでの間は、愛情を込めて花束の鮮度を保つ応急処置を忘れずに。
アフターブーケを見るたびに、プロポーズの日の感動が鮮やかに蘇り、二人の絆がより一層深まることでしょう。ぜひ、この特別な花束を、一生の思い出として大切に残してくださいね。